軽キャンパーのある生活
軽キャンパーって楽しい!
こんなことやあんなこともできる。
軽キャンパーがある生活の楽しさを、綴ってみました。
初代キャンビー GL スイングダウンベッド付き
金曜日、明日からは3連休だ。
ハッピーマンデーのおかげで、3連休が増えた。
キャンピングカー族の端くれにはありがたい。
今日は定時で仕事を終え、退社。
18:00 練馬の自宅に帰宅。
家では待ちきれないといった様子の子供達(小学4年と小学1年)が出迎えてくれる。
妻が夕食にと弁当を作っておいてくれた。
19:00 軽くシャワーを浴び、着替えて出発。
荷造りは妻の担当。最近は旅慣れてきたのか荷物が小さい。
大抵のものはキャンビーに入れっぱなしなので当然か。
水タンクも、妻が洗って給水しておいてくれた。
子供達は大盛り上がり。
安全運転を心がけよう。
19:15 関越自動車道、練馬インター通過。
ETCなのでスムーズに通過できた。
所沢から先は渋滞もない。
19:40 嵐山サービスエリアで休憩&夕食。
家族でおむすびをパクつく。
キャンビーのギャレーでコーヒーを煎れようと提案したが妻に却下される。
仕方なくサービスの熱いお茶で我慢する。
21:00 再出発。
道はガラガラ、子供達はしりとりで盛り上がっている。
21:40 赤城高原サービスエリアに到着。
今日はここでPキャンプだ。
一番端の離れた場所にキャンビーを停める。
子供たちをトイレに行かせ、その間に荷物をフロントシートに移動する。
窓にシェードを張り、リアシートを倒すと、キャンビーの広いスペースが出現する。
その間5分たらず。
秘密の屋根裏収納から家族全員分のスウェットと、大人用の布団を取り出しておく。
子供たちが帰ってきたので、ギャレーで歯を磨かせ、着替えさせる。
そして、ワンタッチスイングダウンベッドを出す。
5秒で二段ベッドができあがるのだから素晴らしい。
しかも、寝具を入れたまま収納できるのだからありがたい。
クッションも十分で寝心地抜群と子供たちにも高評価だ。
10分もしないうちに子供たちが寝息を立てる。
22:20 大人は映画タイムとしゃれ込むことにする。
以前、テレビでやっていた映画を、DVDに焼いておいたのだ。
一万円の液晶付きプレイヤーが大活躍である。
安物なので内蔵バッテリーに不安があるが、キャンビーにはセカンドバッテリーが付いているので問題なし。
携帯の充電やパソコンはもちろん、寒い季節には電気毛布を使うこともできる。
インバーター内蔵なので家庭用の100V家電もOKだ。
2時間ばかりの映画鑑賞も終わり、しばし妻と歓談。
映画の感想に盛り上がる。
キャンビーを買ってから妻と話す機会が増えた。
0:30 就寝。
〜土曜日〜
7:30 子供たちに起こされる。
今日もいい天気だ。
着替えを済ませ、布団をしまう。
スイングダウンベッドにすべての寝具を乗せ、軽く持ち上げるだけだ。
1分もかからない。
トイレから帰ると、妻がコーヒーを煎れてくれていた。
ポットに詰め、買ってきたパンとともにサービスエリアの緑地で朝食。
よく整備されていて、とても気持ちがいい。
9:00 出発。目的地はアルプの里。
湯沢の山の上にある遊園地だ。
9:20 越後湯沢で高速を降りる。
料金は1,000円。
昨日サービスエリアで泊まったのには訳がある。
あのまま降りたのでは3,400円なのだ。
日付が変わってから降りれば7割引。
利用しない手はない。
10:00 ちょっと寄り道。
お気に入りの温泉『山ノ湯』へ。
ここは100%掛け流しで、本当に濃い温泉を楽しむことができる。
途中急な上り坂があるので、大きなクルマは下の駐車場に停めて、歩いて行かなくてはならないが、キャンビーならへっちゃら。
目の前まで乗り付けることができる。
あー、朝風呂はこたえられない。
11:00 アルプの里ロープウェイ乗り場に到着。
(通常、アルプの里へはロープウェイでしか行くことはできない)
しかし、ここで、イベント発生。
ロープウェイが故障し、止まってしまったのだ。
係員に聞くと再開のめどは立っていないという。
急遽、予定を変更。
以前、苗場の別荘持ちに聞いていた『裏技』を使うことにする。
その裏技とは、ロープウェイでしか行けないアルプの里に徒歩で行くというもので、かなりの冒険である。
ナビで地図を調べると、ロープウェイの山頂駅より更に上に道が続いている。
これだ!
11:20 覚悟を決め、出発。
峠道を快調に走る。
軽とはいえ、キャンビーの走りはなかなかのものだ。
国道17号をそれ、山道に入って行くと、道はどんどん細くなり険しくなっていく。
注意深く時折クラクションを鳴らしながら、山道を登る。
対向車とすれ違えないほどの細道だが、キャンビーはものともしない。
軽の中でもトップクラスの小回り性能がいかんなく発揮される。
11:50 道が少しだけ広くなり、リフトの到着駅が見えた。
展望台もある。
ここだ。
聞いていた通りの場所に到着した。
展望台の駐車場にクルマを停め、リフト降り場に上る。
何という景色だ。
越後湯沢の町を眼下に見下ろし、遠くには雪をいただく天神平が輝いている。
家内と子供たちを呼び寄せ、無言のまま絶景に見惚れてしまった。
「あ、あれがアルプの里?」
上の子の指さした方を見ると、いかにも遊園地といった場所が見えた。
間違いない。
だが、そこに続く道が見えない。
「きっと、このリフトの下を降りていくんだよ」
恐ろしいことを言う息子に、そんなハズは無いと言いつつ、別荘持ちに電話をかける。
驚いたことに息子の言う通りだった。
覚悟を決め、リフト沿いを降りていく。
一応申し訳程度の獣道が、ジグザグに続いている。
30分後、何とか、険しい下り坂を下り、遊園地の敷地に入って思う。
「帰りはここを上るんだよな・・・」
軽いめまいの中、子供たちは元気に走っていってしまった。
12:30 アルプの里はガラガラだった。
それもそのはず、唯一の交通手段であるロープウェイが止まっているのである。
朝イチで来た客以外は私たちだけだ。
子供たちは園内で思う存分遊び、私は日頃の運動不足を再認識させられた。
15:30 帰り支度を始める。
子供たちはペットボトルに入ったオタマジャクシを、無念そうに家内に捨てさせられた。
明日の筋肉痛を覚悟しつつ山道を登る。
16:10 何とかキャンビーのところまで、私の心臓は持ちこたえたようだ。
絶景で写真を撮り、キャンビーに乗り込む。
16:30 途中、来るときに目を付けておいた、山道の途中にある開けた場所に停まる。
そこは野球場くらいの広場で、整地されたように平らになっている。
何かの分譲予定地だったのだろうか。地面がしっかりしていることを確認し、クルマをを乗り入れる。
後席を畳みキャンビーをダイニングモードにし、軽くあたりを散策する。
ウグイスが鳴いている。
子供たちは虫取りに夢中だ。
眼下に魚野川と関越自動車道が見える。
・・・すごい場所を見つけてしまった。
行きも帰りも一度もすれ違わなかったので、この道はほとんどクルマは通らないのだろう。
17:00 ここに泊まることを告げると、家内ははじめ驚いたが、結局同意した。
その代わり晩飯はインスタントカレーだそうだ。
まあ、食材を買っていないので仕方がない。
暗くなる前にテーブルをセッティングし、大鍋でサトウのご飯とカレーを温める。
17:30 山に日が落ち、急激に暗くなっていく中、家族でカレーを食べる。
クルマに明るい照明が付いているありがたさを実感する。
18:30 雨は降りそうもないので、テーブルはそのままにしておこう。
車内では、子供たちが宿題を始めた。
大人たちは読書タイム。
その後、トランプで盛り上がる。
21:00 子供たちは就寝。
まだ寝ないと騒いでいたが、ベッドに入ったとたん、寝息を立て始めた。
大人はDVDタイム。
23:30 就寝。
〜日曜日〜
7:30 携帯の目覚ましで目が覚める。
今日もいい天気だ。
車内から外を見ると、テーブルのそばに見慣れない動物がいる。
イタチ?
子供たちを起こし、教えてやる。
すぐに逃げていったが、生まれて初めて見る野生のイタチに、子供たちは興奮気味だ。
朝食は缶詰とコンビニパン。
ロングライフの牛乳は重宝する。
9:00 出発。
目的地は苗場。
別荘持ちの友人とBBQをやる約束だ。
一度湯沢に下り、食材を買う。
10:30 苗場に到着。
携帯で友人を呼び出す。
別荘とはいっても、リゾートマンションだ。
部屋でお茶をごちそうになる。
嫁たちはBBQの仕込み。
11:30 二家族、総勢8人で別荘持ちのアルファードに乗り込む。
キャンビーは留守番だ。
目的地はクルマで5分ほどの、いつものバーベキュー場。
クルマを停め、荷物を持ち、川沿いを分け入っていく。
距離にすると50メートルほどだが、なかなか険しい。
初めて来る人は、たいがい声を上げる。
「うわ!凄い!!綺麗・・・」
清流の河原にあるその場所は、本当に美しく、誰もいない。
東京にあったらみんなこぞってやって来て、間違いなく芋洗いになるだろう。
たまに先客がいることもあるが、そういうときは川を渡り反対側の河原に行く。
ここならまず誰もいない。
夏でも足が切れそうになるくらい水が冷たい。
テーブルを設置し、炭をおこす。
以前は30分以上かかった火起こしだが、今はガストーチを使っているので簡単だ。
10分ほどで炭が真っ赤になる。
12:00 水切りして遊んでいる子供達を呼び、バーベキュースタート。
子供達の食欲が凄く、いくら焼いても追いつかない。
知人の大型BBQコンロがなかったら、暴動が起きていただろう。
私が使っているのは、折りたたみの携帯用だ。
そろそろ大きいコンロに買い換えるべきか。
小さくて便利なのだが・・・
買ってきた1.5キロの肉はあっという間に無くなってしまった。
焼きそばで〆。
子供達は遊びに行き、大人たちは残り火で缶コーヒーを温め、談笑。
至福のひとときだ。
16:00 帰りの準備を始める。
炭を燃やしきり、穴を掘って埋める。
ゴミを拾い、パッキング終了。
苗場プリンスを軽く覗いてから友人の別荘に帰る。
大浴場に入れてもらい、汗を流す。
18:00 友人に別れを告げ、湯沢に下りる。
19:00 越後湯沢の『人参亭』到着。
ここは、私たち家族が愛してやまない、とんかつの名店である。
密かに日本一と思っていたりする。
越後のもち豚を堪能し、今回の旅について語り合う。
20:30 帰路につく。
越後湯沢から家まで約2時間。
明日も休みだ。
キャンビーの洗車でもしてやろうかな。
そう思っていると、子供たちが騒ぎ出した。
「もう一泊していこう!!」
妻の手前、一応困ったふりをしてみる。
妻が一言。
「好きにしたら?」
完全にバレているようだ。
さて、どこへ行こう?
日光、尾瀬方面に足を伸ばすか、それとも、いつもの河川敷でのんびり過ごすか・・・。
贅沢な悩みである。
高速代 2,600円
ガソリン代 5,000円
宿泊費 0円
食事代 9,280円
その他 2,000円
Total 18,880円
※この書き込みは、キャンビー1をご購入いただいたお客様の旅行の様子を、文章にしたものです。
内容は2010年の「高速道路1000円均一」時代であり、現在の状況とは多少異なります。